できないことを数えるんじゃない
● できないことを数えるんじゃない
こんにちは。坪田佳子です。
NHKのスペシャルドラマ・太陽を愛したひと〜1964あの日のパラリンピック〜を見ました。
一言でいうと・・。
リハビリという言葉がない時代、1960年イギリスで障がい者医療を学んだ医師が、日本で障がい者スポーツを広める話しです。
先駆者の道のりは、えてして、平坦ではなく、ご多分にもれず、主人公の整形外科医、中村先生も、予想以上の反対、反発のはねかえりを受けます。
車いすバスケットボールを少しずつ普及させる中での反対の声。
いまでは、良いことをしているのになんで?とすぐに思いますが、当時は、同僚、障がい児をもつ家族からも反対の声が上がりました。
そんな中、私が感動した場面は、車いすバスケットボールに挑戦する青年に語りかけた言葉です。
「できないことを数えるんじゃない。できることを見つけるんだ!」
そのとおりです。
できないことを数えてるうちは、一歩も前へ進むことができないのです。
障がいをハンディと捉えるか、そこをバネに特技とするのかは、心の持ちかたひとつなのです。
頭で考えると簡単なようですが、実際、現実にそれを行動に変える心のあり方を中村先生は教えてくれています。
中村先生は、57歳の若さで亡くなられました。
中村先生の心を引き継ぎ、私も障がい児リトミックを広めていこうと、あらたに決意しました。